Martes, 20 de Marzo de 2012
初めての「ブルサコ祭り」に約3000人

真昼間の盆踊り、組織化して乗り切る

ブルサコ日本人会主催の「ブルサコ祭り」が去る11日(日)10時過ぎより、同会所有の協和園で開かれた。なにしろ、治安の関係でまだ太陽が照り付ける真昼間の盆踊りである。武田宏幸JICA所長、ロンチャン警察署長夫妻、生垣彬FANA(日系団体連合会)副会長夫妻を始め、多くの観衆が会場を埋めて主催者達を安心させた。
いつもの、ゲートボール競技場に常設櫓(やぐら)が築かれて会場とはや変わり。たくさんの提灯が夏祭りらしい雰囲気を作り出し、周りにはたくさんの食べ物、日本風の土産品、飾り物を扱う売店。

最初は空手グループの実演、ブエノスアイレス太鼓グループの演奏。つづいて、武田JICA所長が持参の津軽三味線を携えて櫓に上がり、東北地方の弾き語りで唄をうたって門付けをする盲目の女性、瞽女「ごぜ」たちについてスペイン語で説明を加えながら、それにつながる「津軽ジョンガラ節」などを独奏、大きな拍手を浴びた。
さらに、この日は東日本大震災一周年に当たるところから、地震発生の14時46分、1分間の黙祷が捧げられ、被災少女の追悼文(スペイン語訳)が朗読された。
あと、サルミエント日本人会協力によって、浴衣やはっぴをつけた女性達を先頭に本番の盆踊り。「炭坑節」「河内男節」その他に非日系人達も楽しそうに加わり、踊りの輪が広がった。
さらに、琉球国祭り太鼓グループが暑さを吹き飛ばすように躍動、観衆を引きつけた。
第一回目である。約3000人の観衆を集めて上出来だった。新築した常設櫓に4万ペソを割き、そのほか、組み立てテント、売店用の屋根組みなどすべて買い整えたとか。「昨年12月、沖県連の沖縄祭りが済んだ時点から準備を始めた。在亜日本人会、サルミエント日本人会、ラプラタ日本人会の盆踊りを参考にして研究、本部理事と日本語学園側で相談して責任分担し、実施に入った。売店51店のうち半分に、食べ物を中心にしてもらった。自分達の方は名物のうどんの代わりに『冷やしそうめん』作りに挑戦して1300個、やきとり3000串、その他を準備。
年2回のバザーは入場無料で、多くの人が押しかけてくるが、この祭りは15ペソの入場料、駐車料15ペソという出費があるので、自ずと客種は違うはずだ。とにかく、宣伝のチラシを6000枚配った」と語るのは、仲間エドワルド会長と兼次マリオ総責任者だった。