Sábado, 11 de Noviembre de 2017
野村流音楽協会主催師範、教師免許状伝達祝賀会

師範免許状:与那嶺義勝、新垣正吉。教師免許状:前外間レイナルド、稲副フェルナンド、栄口アリハンドロ

去る10月7日、琉球古典音楽野村流音楽協会亜国支部の最大の慶事である、

野村流音楽協会の師範、教師免許状取得伝達祝賀会が中城村人会館にて、200名余の参列者の下午後6時より盛大に開催された。
司会進行係りの稲嶺盛信氏の開会の辞、続いて新門定雄支部長の挨拶では今回の慶事は余りに長かったので感慨一入の慶びである。今後の存続普及に大変な明るい見通しが立ったとのことで、参列者への感謝とご後援がお願いされた。
野村流音楽の免許状伝達式では、師範に与那嶺義勝、新垣正吉両氏。 教師に前外間レイナルド、稲福フェルナンド、栄口アリハンドロ等三世のご三名に新門定雄支部長より免許状が伝達された。後、栄口朝行相談役の発声で乾杯が為された。
祝賀会に移り、全舞踊研究所(玉城流翔節会 内間琉舞研究所 仲宗根琉舞研究所山本円の会)の協力出演で、先ず全支部員に依る嘉例の演奏、かぎやで風節、上い口説、古典舞踊かしかきと続き来賓祝辞に移る。玉城智沖縄県人連合会々長の祝辞では特に教師になられた、前外間レイナルド、稲福フェルナンド、栄口アレハンドロ御三方にはアルゼンチン三世としてよくぞここまで研鑽、その技能が認定されたことにこころからの祝福と賞賛がなされ、なお今後の活躍への寄与が述べられた。引き続き祝辞は、多忙を極めている古川義一駐亜日本国領事が今回は珍しく最後まで在席して御観覧なされるとのことで、野村流としては感慨一入であった。ウチナーグチの修得を目指して居られる傍ら、沖縄の歴史、特に三線の歴史へのお話があった。外間守善先生の【沖縄の歴史と文化】の中で野村流は17世紀前半の野村安超先生により確立されたようですが、さらにその源流は14世紀に遡るとされ、約500年の伝統持つ、素晴らしい琉球古典であります。従いまして今回、野村流音楽協会の免許状を取得されました皆様方は、大いに誇りを持って頂くと同時に、500年の伝統を背にされておりますので、その任務は非常に重要ですので今後ともご精進されることを期待して居ります。と流暢な日西両語での祝辞は感動を与えた。引き続き今回免許状を取得なされた五市町村を代表して栄口カルロス氏のお褒めのご祝辞がなされた。会場は山海の珍味のご馳走とふんだんに振舞われたアサードの接待、祝賀会は佳境に、下い口説、湊くり、四つ竹、久米の島節と続き、今回の免許状取得者の斉唱、独唱が披露された。そして参列者が心を込めてサインして頂いた寄せ書き(ペルガミーノ)の贈呈。謝辞は五名を代表して与那嶺義勝氏から、本日は斯くも多数の皆様方のご出席への多大なる感謝と特に今回免許を取得されました三世の教師の皆さんへ暖かい支えとご指導ご鞭撻を祈念しますとむ結んだ。特に閉まりのカチャーシーは今回免許取得された三世の皆さん。演奏は圧巻で今後の明るい未来を示した形となった。更に野村流音楽協会亜国支部では今回免許状を取得された若いメンバーを中心に第57年度の幹部構成が次の通りなされた。
相談役 栄口朝行 島袋松善 下條善徳 屋富祖寅一 親川要徳
監査  稲嶺盛信 大城盛徳 新垣清徳
支部長 与那嶺義勝  副支部長  新門定雄   上間武昇
幹 事 新垣 正吉  副幹事   宮城ダニエル 宮平ダニエル
会     計 前外間レイナルド  副会計 稲副フェルナンド 栄口アレハンドル
会計補佐  奥間オマール