Viernes, 03 de Mayo de 2013
「打楽器を通して世界を見る」リサイタル

八尋知洋とゲバラ、夢海渡太鼓が共演

リサイタル「打楽器を通して世界を見る」が、日本の打楽器奏者の八尋知洋さん、アルゼンチン人のファクンド・ゲバラさんの共演、さらに夢海渡太鼓グループも加えて去る12日(金)、夜沖県連会館大ホールで行われた。
「打楽器を通して・・・」というタイトル。舞台前面にいろんな形の飾り物、器のような物が並んでいたが、世界のいろんな地域で使われている打楽器類だった。主に非日系人250名余の聴衆がいろいろな音を楽しんだ。
音楽とは辞典によると、音を組み合わせて人間の思想、感情を表現しようとする人間の活動、それが生み出したものである。楽器とは、音楽を演奏するために使う器具で、打楽器、弦楽器、鍵盤楽器に分かれるが、打楽器は人間が使い始めたいちばん古い楽器である。

まず舞台で八尋さんは、舞台の前面に置かれたいろんな打楽器を演奏して見せるが、最初はエチオピアの打楽器。スペイン語で説明するが、スペイン領のカナリア諸島で幼年時10年間も暮らしただけに流暢で、観衆は充分理解できたようだった。
演奏しながら幼少の時のこと、音楽修業のことを加えた。親にねだってドラムを買ってもらい、先生に手ほどきしてもらうが、何とドラムを叩くのではなく、バラバラに解体させられた。理論の勉強からで、音の持つ意味、表現すること、アフリカのリズム、西洋のリズムを教えられた。独特なスタイルを作るための、独創的な教え方だった。ブラジルの音楽、キューバの音楽に親しんだ。
1980年、18歳で日本へ帰国。プロの経験はゼロだったが、ジャズをはじめ、いろんな分野のプロの演奏家グループに入れてもらって演奏活動が始まった。アフリカの先生からもいろいろ覚えた。いろんな種類の楽器を、力強くではなくリラックスしてやること。
次に、アルゼンチンの打楽器演奏家のFacundoGuevaraさんと組んで、いろんな楽器を演奏しはじめる。響きであり、鳥の鳴き声、羽ばたき、密林の中の音など、すべて日常生活、環境から生まれてきたものを表現する音である。
日本で演奏旅行に出ても、グループと一緒に学校を訪問して、子供たちに楽器と生活が結びついていることを伝えるという。
このリサイタルとは関係ないが、たとえば、ある人類学者によると、「・・・DONDONDOND・・・」をどう読むか?白人や日本人だと「ドンドン」」だが、黒人は「ンドンド」であり、体で感じるものが何か違うらしい。
八尋さんとゲバラさんが打楽器で競演し始めるが、激しい調子のリズムだが、音が交わりながら重なりあわない。親しみながら引き合う力があった。
休憩のあと、二人のボンゴ、小太鼓と夢海渡太鼓が共演した。八尋さんとゲバラさんが夢海渡太鼓の音にあわせていた。夢海渡太鼓の音は張り切って力強いものだったが、リラックスする柔らかさに欠けていた。
八尋さんの付添いの人と話す機会があったが、夢海渡太鼓について、「先生がいないなりによく頑張って勉強して取り入れてやっている。共演の練習をしていて、非常に感動し、感激している。来年の創立20周年に向けて練習続けているとのこと」、と語っていた。