Viernes, 28 de Diciembre de 2012
夢海渡太鼓グループ、創作舞踊「蝶の橋」に参加

アルゼンチンの現代ダンスグループのDUGGANDANZA (ドゥガンダンサ)の創作ダンス「蝶の橋」に、夢海渡太鼓グループの2名が加わった公演が、11月15日、ブエノスアイレス市内レティロ地区にある英国芸術センター内の小劇場で行われた。

とくにこの日は、日系団体や日本文化愛好者、支援者に向けたもので、夢海渡太鼓の初期メンバーや友人、三線グループのメンバーなど、日系人の顔もかなり見えた。
創作ダンスは、幼虫から毛虫、蛆(うじ)を経て蝶になる、変貌、変身していく蝶の成長過程をたどる内容。
動きの激しいモダンダンスで、緩やかな動きの日本のButoh(舞踏)と正反対だが、相通じる、突きつけてくるイメージ、暗喩があった。小道具の旗、布、粘着テープ、いろんな色彩の糸、など視覚につよく働きかける。
女4人の糸を操る踊りは、日本の「綾取り」に似ていた。日本の舞楽「胡蝶楽」を連想させるダンス。「胡蝶の夢」という中国の言い伝え、夢の中で自分と蝶の区別を忘れて遊ぶつかの間の命、も垣間見せるダンスである。
そうしたダンスの進行の中で、夢海渡太鼓のメンバーの屋宜ナタリア、非日系のナルダ・ゴメス・グティエレスの太鼓の音がはさまる。
舞踊家、振付師、演劇監督、照明家、衣装家の肩書きを持つ主宰のテレサ・ドゥガンによると、「合成された音楽が造り上げたものが、話しかけてくる言語である」「現代と伝統、夢と現実、西洋と東洋という二つのスタイルの共存に興味があった」
夢海渡太鼓グループは、沖縄留学した若い人たちが1998年に結成した、アルゼンチン最初の太鼓グループである。激しい打音は海を渡る移民たちの大きな夢とつながっていた。今ではメンバーに非日系人も混じっている。
こうした「夢」が、時代、そして、次世代の手を経てアルゼンチンと、この地の文化と融合していこうとしている。